ユーロカスタムの美学をBAD LANDが再解釈する。27年の研鑽によって磨き上げられた技術が時代をアップデートする一台を生んだ。
欧州ビルダーの手掛ける造形美や手法に拘り、常に最新のユーロスタイルに触れてきたBAD LAND。代表のクワイ氏はカスタムの枠に留まらず、写真家や現代アートティストとしても活躍し、独自の表現世界を築いてきました。
そんな氏がユーロスタイルを再解釈し、日本的な精緻さで完成させたのが、この”銀龍妙見丸”です。2012年式Fatboyをベースに、高度なメタルワークと特殊金属塗料によるワンオフボディパーツ、そして厳選されたプレミアムパーツを組み合わせた本車両は、まさに珠玉のハイエンドマシンと呼ぶにふさわしい一台です。
名前に込められた意匠
2023年、クワイ氏は現代アートブランド “UNDULATION” を立ち上げました。龍をモチーフとしたその作品群の流れは、この車両にも鮮やかに息づいています。
車体表面には、独自に調合した画材用モデリングペーストと特殊ハンダを用いて“銀龍”が立体的に描き出されています。光の角度によって表情を変え、静止していながらも躍動を宿すそのメタルワークは、彫刻作品とも呼べる存在感を放ちます。
”妙見”は、北極星・北斗七星を象徴する妙見菩薩に由来する語として、進むべき進路や指針性を想起させます。BAD LANDが世に送り出すこの一台は、単なるカスタムの域を超え、“ユーロカスタムが進むべき新たな基準”を指し示すトレンドセッターとしての側面を感じさせます。
厳選パーツで構築する渾身のカスタム
ホイール
堂々たる存在感を放つ、フロント23”、リア21”のセットアップ。伝統的な造形と未来的な印象を併せ持つボディーパーツと調和するホイールには、Thunder Bikeの“GP Wheel”デザインを採用。ゴールドフィニッシュが施されたホイールは光の角度で上品に輝き、モダンでレーシーな印象を演出します。同メーカーのシングルスイングアームとの組み合わせにより、視覚的なインパクトとクリーンなサイドビューを両立させています。
※2012年式FLSTFへの取付には加工が必要です。
※GP Wheelをご希望の場合は最寄りのショップへお問い合わせください。
ブレーキ & ハンドコントロール
フロントキャリパーとハンドコントロールにはBremboを採用。ニッケルコーティングされたキャリパーは外装のカラーリングと美しく調和しています。Bremboの真価は制動力だけでなく、ブレーキタッチの精度向上にあり。繊細かつ正確なコントロールを可能にします。前後にはサイズアップされた大型ブレーキディスクを装着し、フロントはbremboが制御。一方、リアはスイングアームの片持ち化に伴い、Thunderbike製ドライブサイドブレーキキットを装着しています。この組み合わせにより、スタイリッシュなビジュアルと高い機能性を兼ね備えています。
GP4-RX ラジアル CNC 4P キャリパー / Brembo
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ドライブサイドブレーキキット / Thunder Bike
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フットコントロール
フットコントロールには、Performance Machine製「Contour」シリーズをベースに採用。そのまま組み込むのではなく、オーナーの体格に合わせて独自にモディファイを施している点に注目です。オリジナルの洗練されたデザインを尊重しつつ、操作性と質感をさらに高めるアプローチによって、自然に溶け込み、機能と造形の両面で一切の違和感を感じさせません。細部に至るまで手を抜かないカスタムを象徴するディテールといえます。
Contour ブレーキレバー / Performance machine
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Contour シフトレバー / Performance machine
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BAD LAND ワンオフパーツ
フェンダー、タンク、エキゾースト、ヘッドライトといった主要パーツの多くは、厚さ1.6mmの特殊鉄板を使用したワンオフ製作。単体での完成度はもちろん、各パーツのラインが緻密に設計され、シームレスに連続する造形美を実現します。
この一台を形作る厳選されたハイエンドパーツ。ここで紹介したパーツの一部は商品ページよりご覧いただけます。ご注文は最寄りのカスタムショップよりどうぞ。
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◎ショップ情報◎
■ BAD LAND
TEL:045-717-7026
HP:BADLAND BLACK
Instagram:@badland_gram
■ UNDULATION (アートブランド)
TEL:03-6630-6312
HP:UNDULATION
Instagram:@undulation_kuwai_hana