海外メーカーや国内ショップが制作したカスタム車両を紹介している”ハーレーカスタムBLOG“。渾身のフルカスタムからちょっとしたアップデートまで、様々な”ハーレーカスタム”をお届けしています。
そんなハーレーカスタムBLOGですが、今回は少し趣向を変え、ハーレー専門ショップによるブランドレビューをお届けします。
初回のテーマは、Bassani Xhaust（バッサーニエキゾースト）。インタビューに応じてくれたのは、愛知県幸田町に位置するハーレーショップ「ブルズアイ」代表の尾羽氏です。
ブルズアイは、Dynojet社の認定ショップとして数多くのチューニング実績を有しており、ハーレーユーザーに限らず、ハーレーショップからも支持を得ている日本有数のインジェクションチューニングショップです。
今回はそんなチューニングのスペシャリストに、バッサーニについてのレビューを語ってもらいました。
Bassani Xhaust（バッサーニエキゾースト）とは？
インタビューに入る前に先ずはバッサーニについて、軽くおさらいをしておきます。
バッサーニは、マシンにパワー・パフォーマンスを供給することをミッションとする、ハイパフォーマンスエキゾーストメーカーです。バッサーニはモーターサイクル用エキゾースト以外にもハイパフォーマンスカー、トラック、SUVなど様々なエキゾーストを製造しています。
また、豊富なエキゾーストラインナップも特徴の一つです。例えばクラブスタイルにマッチする2-into-1エキゾーストやチョロ（チカーノ）スタイルに必要不可欠なフィッシュテールなど。
さらに、いち早くミルウォーキーソフテイル対応エキゾーストを供給するなど、時代のニーズにマッチしたエキゾーストを供給しています。
SHOPレビュー
バッサーニの印象について、優れている点やイマイチな点を教えてください
先ず、優れている点について
・品質がいい、ハーレーパーツでよくある「適合しているけどそのまま付かない」がない
・梱包がしっかりしており安心できる（運送時のキズのリスクが少ない）
・ドラッグスペシャリティーにも取扱があり流通面でも良い
・バッサーニを選んどけば間違いがない
⇒ストック、カム交換、ボアアップと順を追ってカスタムしても同じマフラーで対応できる
・バッフルが良い印象、2-1エキゾーストにありがちな独特のアフター（音）が出ない
・溶接部分がキレイ
続いてイマイチな点について
・少しこもった様な音質なので、M8オーナーで音量を求める方にとっては、物足りないと感じる人もいる
・どんなエンジンもまんべんなくいけるので、ずば抜けた組み合わせがない
バッサーニは、どういったハーレー乗りにオススメできますか？
・あまり爆音にしたくない人
・パワーとトルクが欲しい人
バッサーニでオススメのエキゾーストを教えてください
Road Rageシリーズ
モデルによっては、エキゾーストの長さなど選択肢が豊富な点が良い。お客さんに好みで選んでもらっています。
▶Road Rage 2-1
▶Road Rage Ⅲ Stainless 2-1
Pro Street Turn Out 2-2
この手の形状のマフラーにありがちなバリバリ音ではなく、わりと低音が出ます。それでいて2-2なので、歯切れもよく、エキパイ部分は段階的に太くなるステップ方式なので、トルクもしっかり出ます！
ただ、ちょっと取付け位置が低いので、車高を落としている車両は、路面に擦る場合があります。
2 × 2 Head Pipe
純正エキパイと同じ形状で触媒がない。ヒートシールドを再利用する商品なので、安価にパワーアップが可能です。純正エキパイの形状は結構いいので、他のエキパイと遜色ないです。
True-Dual Down Under Head Pipes
トゥルーデュアルはシングルパイプなので、歯切れを良くしたい人にオススメです。最も売れているバンスのDresser Dualsと異なり、前後エキパイの長さが等長なので、エキパイの長さ違いに起因するパワーダウンがないです。
ただし、見た目の好みが分かれるところと、スリップオンはツインカム用を使う仕様な点がどうかといったところです。
▶True-Dual Down Under Head Pipes
バッサーニについて、その他で何かあれば
そーいえばスラシンのエキゾーストもバッサーニが作ってるんですよね。他ブランドからも認められているのは、品質の高さが伺える点だと思います。
マフラーインプレッション
続いては、マフラーインプレッション。
2つの人気マフラーを比較して、その特性を検証してもらいました。
バッサーニからはShort Ripper 2-1エキゾースト。対するは、2-1エキゾーストといえば、必ずと言っていい程に選択肢に浮上するトゥーブラザーズレーシングより、Shorty Turnout 2-1 エキゾースト。
車両：M8・114ソフテイル（ノーマルカム）
赤線：Bassani Short Ripper 2-1
青線：Two Brothers Shorty Turnout 2-1
4,000rpm以上のパワーはトゥーブラザーズの方が出ていますが、1,500～3,500rpmの低速トルクはバッサーニがかなり上回っており、日本の交通事情ではとても有効になると思います。
低速トルクがあれば乗って楽しいですし、重たいハーレーもストレスなく加速します。
また、同じバッサーニでもRoad Rageは、Ripperと比較して少しトルク＆パワーが落ちますが、その分音量も控えめになります。「爆音はちょっと」って方はRoad Rageがいいかもしれません。
SHOPインフォメーション
Bull’s eye（ブルズアイ）
〒444-0124 愛知県額田郡幸田町大字深溝字茶屋畑3-5
HP：http://www.bullscustom.com/
Facebook：https://www.facebook.com/bulls.eye.92317/
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