ドイツ産の高品質オイル/ケミカルメーカーリキモリのプライマリーギアオイルが

スポーツスターのミッション/プライマリーにも良いとの話を聞きつけたので、早速試してもらいましょうという流れの企画です。

 

使用するオイルは#3822 プライマリーギアオイル HD150。

ハーレーダビッドソン用に設計されたシンセティックオイルで、メーカー公表の説明によるとツインカムのプライマリーでの使用を目的に設計している記載があります。

このオイルをスポーツスターで使用します。

 

今回はタイミングがマッチしたこともあり、スポーツスターでドラッグレースに参戦するベアードモーターサイクルに協力を依頼。

7/24-25に岡山県にある笠岡ふれあい空港で開催されたVDA（V-Twin Drag race Association）ROUND3に参加するスポーツスター3台のミッション/プライマリーにHD150を使用しました。

レース環境下で試してもらい、どのような評価が出るか実験を行います。

VDAとは国内でハーレーダビッドソンのドラッグレースの運営を行う団体で、年間を通したシリーズ戦でポイントを争います。

 

年に4回開催される予定のレースですが、Round2が中止になったのでRound3であるものの今年2回目のレースになりました。

 

レースは0 – 200mのタイムを2台で競い、勝者が勝ち上がっていくトーナメント方式。土曜にフリー走行を行い日曜にトーナメントを行う日程。

今回は練習のフリー走行から本番まで含めると約12-3本ほどを走行。もちろん勝ち上がっていく毎に本数は伸びていくし、負けたら少なくなる。

”ドラッグレース”というものがどういうものか想像がつかないと”ふーん”となってしまうが、流石にレースなので車両が置かれる環境が通常ではないのである。

 

トップクラスだと200Mを6秒台で駆け抜け、エンジンの回転数は7,500rpm近くにもおよぶ。

通常では全く使用することのない領域であり、エンジンはもちろんの事、ミッション/プライマリーにもものすごい負荷が掛かることが想定される。

 

そんな過酷な環境下で使用されたリキモリのオイル…結果は…

 

 

 

6secクラス　　準優勝！！！

 

 

（1台はマシントラブル、もう1台は予選敗退でした。※あくまで結果です。）

 

 

準優勝した車両にはクラッチを握らずにシフトチェンジを行うエアシフターが組まれていますが、そのようなセッティングでもシフトがスコスコ入り良かったとの事。

レース環境でもクラッチ/ミッションがしっかり機能したとのことで、デイリーユースでも性能・耐久性が発揮でいるのではと話していました。

 

 

予選敗退してしまった車両は引き続きデイリーユースで使用されるとの事。

 

 

高級オイルの類にはなりますが、絶版車のスポーツスターのプライマリー/ミッションを良い状態でキープし、

ランディングコンディションを長く保つ為の選択肢の一つになりえるのではないでしょうか。

愛車を大事に！

もちろんレース使用も！

 

 

次回VDAの開催予定は11月の笠岡ふれあい空港。

引き続き追ってみたいので、次回もこの企画が通ることを祈って…。

 

 

#3822　プライマリーギアオイル HD150 　定価5,390円税込み

 

ボトルはホースが伸びる仕組みになっていますが取り外し可能です。