Bassani Xhaust（バッサーニエキゾースト）、あなたはこのエキゾーストブランドにどんなイメージを持っていますか？
「聞いたことはある」
「知り合いが使ってるよ」
「クラブスタイル系カスタムでは定番の選択肢でしょ」
と言った具合に様々なイメージが上がると思います。これはハーレー用のエキゾーストブランドとしての認知度の高さによるもの。
ですが、一般的に知られたブランドであるバッサーニといえど、ブランドの成り立ちや、どういった考えの元でその製品が出来上がっているのかといった、ブランドの根源に触れる機会は少ない様に感じています。
製品開発にかける考えや、ブランドの歴史を知ることで、ハーレーのカスタム（パーツ選定）に違った楽しみが生まれるはず。
そんな思いから今回は、バッサーニに焦点を絞った深掘り企画をお届けします。
・エキゾーストのカスタムを検討中の方
・バッサーニについて興味がある方
は必読でお願いします！
About Bassani Xhaust
今では業界大手のエキゾーストブランドとして世界中のハーレーユーザーに親しまれているバッサーニですが、その成り立ちとはいかに。
オーナーであり設立者のDarryl Bassani氏のインタビュー動画を元に紐解いていきます。
ブランド設立
時代は1969年、オートバイレースをしていた氏は、マシンのパフォーマンスアップのカギを握るチャンバーの重要性に気付きました。しかし、氏の理想を実現できる商品が見つからなかったので、自身で作り始めました。
この出来事がブランド設立に大きく起因しています。
自身と友人周りで始めたエキゾーストパイプ製作ですが、あっという間に75人のスタッフが集まっていたとの談。
エキゾースト製作において重要と考える要素として、ルックス・サウンド・パフォーマンスを上げています。
中でもパフォーマンスは最優先事項。私たちは、他のエキゾーストブランドよりも馬力をだすことで、現在の地位や名声を築いたと考えています。
さらに2008年。アフターマケット業界の最大手ディストリビューターであるDrag Specialties（ドラッグスペシャリティーズ）とパートナーシップを結びました。この点は、今日のブランド認知に大きく起因した出来事ではないでしょうか。
そして現在では、ハーレーダビッドソン用ラインナップだけでも100以上のアイテムを取り揃えるに至っています。
製造工程から出荷まで
バッサーニのアイテムは、アメリカ国内でハンドクラフトによって生産されている点も特徴の一つ。
エキゾーストの製造は、なんの変哲もないまっすぐなチューブの加工から始まります。エキゾーストごとに適切な長さに切断され、マンドリル・チューブベンダーで曲げられます。そして、再び切断され溶接作業を経てエキゾーストの形が出来上がります。
出来上がったエキゾーストは、塗装される部品とクロムメッキ加工される部品に別けられ、外注先に旅立ちます。
外注先から戻ってきたエキゾーストは、丁寧に検品と梱包作業が行われます。
丁寧な検品の工程があるのは、HDユーザーはパーツの見た目に強い拘りを持っていると考える為。また、梱包がしっかりとしている点は、バッサーニの特徴の一つ。商品発送時のキズのリスクを最小限に抑えれています。
転機、Chris Rivasとの出会い
世界最速のBaggerを作ろうとしていたChris Rivas氏との出会い。最速Baggerに必要なエキゾーストシステムを欲して、バッサーニに辿り着いたChris氏。
バッサーニはChris氏に協力し、彼は世界最速のバガーを作り上げるに至りました。当時、彼のバイクは時速200マイル（321.9キロ）を超えていました。
この経験が、バッサーニがハーレーダビッドソンのハイパフォーマンス用エキゾーストラインナップへの扉を開いてくれたと語っています。
「B1というアイデアを思いつき、そしてB4に辿り着いた。」
「B4は、私たちの新しいフラッグシップ・パイプで、すべてのテクノロジーを組み込んでいます。」
B4ラインナップは、最大120馬力までのエンジンに対応するラインナップ。サイレンサーの仕様もメガフォンとストレート・カンの2種類が用意されています。
ちなみに、Chris氏との関係は現在も続いている模様。現在ハーレーシーンのトレンドの一角であるバガーレース、King of the Baggers以外にも派生し盛り上がりをみせています。
ドラッグスペシャリティーなど、アフターマーケットのパーツブランドがスポンサードしているBRL（Bagger Racing League）Battle of the Baggersに参戦中のChris氏。
彼のマシンに使用されているエキゾーストは、もちろんバッサーニ。直近のミルウォーキーで開催されたレースでは5位入賞を果たしています。
気になる方は以下のリンクよりどうぞ！（英語です）
Chris Rivas V-Twin
https://www.instagram.com/chris_rivas_vtwin/
BRL Battle of the Baggers
https://baggerracingleague.com/
Brand Interview
続いてはバッサーニへの取材を試みたので、そのレポートをお届けします。今回の取材に応じてくれたのは、バッサーニでマーケティングマネージャーとして活躍しているGary氏です。
他エキゾーストブランドと比較してバッサーニのストロングポイントは？
高品質な素材を使用し、メイドインU.S.A.を実現している点。パフォーマンス・ファーストで作られるプロダクトライン。50年以上にわたり、モーターサイクル、UTV、自動車用エキゾーストシステムの製造に携わっている点でしょう。
新商品を開発する際に心掛けているポイントは何ですか？
パフォーマンス・サウンド・ルックス
地元のハーレーシーンのトレンドを教えてください
クラブスタイル（スピードクルーザー）やパフォーマンスバガーの様に、パフォーマンスに振ったカスタムが多い印象です。
どんな人に自社の商品を使って欲しいですか？
ハーレーに乗ることが好きで、メイドインU.S.A.の高品質パフォーマンスエキゾーストを求める人なら誰でも。
最後に日本のハーレー乗りへメッセージを！
ハーレーにより良いパフォーマンス・サウンド・ルックスをもたらすエキゾーストを求めるなら、Bassani Xhaustをお試しください！
Shop Interview
実際に多くのエキゾーストを見て、取付けて、チューニングをしている国内ハーレーショップにバッサーニについてのレビューをもらいました。多くのエキゾーストと触れてきたプロの視点でのレビューになります。エキゾースト選定の参考になること間違いなし。
詳しくは画像をクリック！
ブルズアイ
Bull’s eye（ブルズアイ）
〒444-0124 愛知県額田郡幸田町大字深溝字茶屋畑3-5
HP：http://www.bullscustom.com/
Facebook：https://www.facebook.com/bulls.eye.92317/
Instagram：https://www.instagram.com/bullseye.oba/
Top Sellers
最後に、バッサーニの人気エキゾーストをランキング形式でお届けします。国内の人気ランキングという訳ではなく、世界的な人気ランキングになっています。
国内の動きとは異なる部分もあったりなかったり。ランクインしたアイテムは全てステンレス製2-1エキゾースト。ツアラー用アイテムが大半を占めた点に、本国でのツアラー需要の高さが伺えます。先述の現地トレンドを色濃く反映した結果といえるでしょう。
1⃣ Greg Lutzka Limited Edition 2-1 Stainless Dyna System
プロスケーターGreg Lutzka氏とのコラボレーションによるリミテッド・エディション。当社でも需要の高いダイナ用エキゾーストです。
| 品番 | 適合 | 価格（税抜） |
| 1D2SSL | 99-17 ダイナ（ミッドコントロール） 07-17 ダイナ（フォワードコントロール） |
177,430 |
※価格は2022年9月現在の税込価格です
2⃣ Road Rage Ⅲ Stainless 2-1 for 2017-up Bagger Megaphone
ツアラー用ステンレス2-1エキゾーストが2位にランクイン。マフラー部分はメガフォンが人気の様です。
| 品番 | 適合 | 価格（税込） |
| 1F21SS | 17-up ツーリング | 212,850 |
※価格は2022年9月現在の税込価格です
※2021年以降のモデルに取付けの場合、O2センサーの処理が必要です
3⃣ Road Rage Ⅲ Stainless for 2017-up Bagger with 4″ Straight Can Muffler
ツアラー用ステンレス2-1エキゾーストが続きます。上記アイテムとはマフラー部分の形状が異なっており、こちらはストレートな仕様です。
| 品番 | 適合 | 価格（税込） |
| 1F28SS | 17-up ツーリング | 212,850 |
※価格は2022年9月現在の税込価格です
※2021年以降のモデルに取付けの場合、O2センサーの処理が必要です
4⃣ Road Rage Ⅲ Stainless for 2017-up Bagger Mid-Length Megaphone Muffler
ツアラー用アイテムが続きます。同じステンレス2-1でも、選択肢が豊富にあるのもバッサーニの特徴です。
| 品番 | 適合 | 価格（税込） |
| 1F22SS | 17-up ツーリング | 212,190 |
※価格は2022年9月現在の税込価格です
※2021年以降のモデルに取付けの場合、O2センサーの処理が必要です
5⃣ Road Rage Ⅲ 2-1 Stainless for 2018-up Softail Street Bob, Lowrider, Slim, Fat Bob
M8ソフテイル用プロダクツが第5位に滑り込みました。
| 品番 | 適合 | 価格（税込） |
| 1S72SS | 18-up FXBB/S, FXLR/S, FXFB | 174,020 |
※価格は2022年9月現在の税込価格です
※2021年以降のモデルに取付けの場合、O2センサーの処理が必要です
Fin
以上、今回はBassani Xhaunstに焦点を当ててお届けしました。
バッサーニ、「名前は聞いたことあるし、使っている人も知っている」などなど、日本でもメジャーなエキゾーストブランドとして認知はされていると思いますが、その詳細に触れる機会は、あまりなかったのではないでしょうか。
今回の記事が、バッサーニの魅力を再発見するきっかけとなっていれば幸いです。ここまで読み進めてくれてありがとうございました！
さて、ブランドの背景を知ることで、また違った視点でカスタムの際のパーツ選定を楽しめるはず。というコンセプトの元に展開した「深掘り企画」。別ブランドでも展開するかは、ご要望次第になっております。
他にも気になるブランドがありましたら@harleycustomworld まで、お気軽にDMください！
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