メーカー深掘りシリーズ第二弾となる今回は、Rinehart Racing(ラインハートレーシング)にスポットライトを当て、その魅力に迫ります。
ノースカロライナ州郊外の小さな町から始まり、今や世界中にその名が知られるラインハート。当社が取り扱うエキゾーストメーカーの中でも高い人気を誇り、日本国内でも多くの人に選ばれます。
今回はそんなラインハートレーシングの歴史や製品開発への思いに触れ、多角的な視点からラインハートエキゾーストの魅力をお伝えしたいと思います。
- エキゾーストのカスタムを検討中の方
- ラインハートレーシングについて興味がある方
は必読です!
About Rinehart Racing
ブランド設立のルーツ
アフターマーケットエキゾースト業界で確固たる地位を確立したラインハートレーシング。そのルーツとはいかに…。
創業者であるGerald Rinehart(ジェラルド・ラインハート)は、1988年に小さな地元のレーシングエキゾーストショップとしてスタートしました。ハイパフォーマンスなエキゾーストによりモータースポーツ業界で順調に成功を納め、NASCARの伝説Banjo Matthews(バンジョー・マシューズ)に見込まれ、フルエキゾーストを作るようになりました。彼はカーレースで成功を納めた後、その技術をバイクにも応用し、世界で広く知られるようになったのです。
製品開発にかける想い
ラインハートエキゾーストが愛される理由は、その技術力だけではありません。彼らの製品開発に対する想いを、Youtubeに公開された”The Rinehart Story”から紐解きます。
現CEOのJudd Hollifield(ジャッド・ホリフィールド)氏はノースカロライナ州西部出身。豊かな自然に囲まれたこの地で生まれ育ったJudd 氏の人生には、常にバイクの存在があったと語ります。
幼少期には父親と森の中をダートバイクで駆け回り、大人になってからは結婚直後に購入したストリートバイクで、妻とブルーリッジパークウェイを走り続けました。数え切れないほどの時間を共に過ごしてきたバイクは、氏にとって家族の一部です。そして、その精神は製品開発にも反映されます。
「ユーザーは顧客以上の存在であり家族だ。」
バイクを家族同然のように想う彼は、ラインハートユーザーも同様に家族だと考えます。ユーザーやディーラーの声に耳を傾け、期待を超えるため真剣に取り組んできた結果が、ラインハート製品のクオリティとパフォーマンスに繋がります。
「世界中のライダーに最高の品質と顧客サービスを提供する」
目まぐるしく変化する技術革新に対応するエキゾーストテクノロジーが必要だと認識した上で、顧客ファーストを掲げるラインハート。熱い想いとエネルギーは、理想の実現に向けて捧げられます。
Brand Interview
現場で働くスタッフに自社製品の魅力を語っていただきました。今回の取材に応じてくれたのは、セールスオペレーションマネージャー部門のShawn氏です。
他のエキゾーストブランドと比較してラインハートのストロングポイントは?
ラインハートのストロングポイントは「サウンド」、「パフォーマンス」、「品質」の3つで、これが世界に知られる理由だと考えています。
サウンド
ラインハートエキゾーストは、エンジンの回転域によって変化する特徴的なサウンドを奏でます。低回転域ではまろやかに、そしてスロットルをひねると唸るようなこのサウンドは、独自に設計したスパイラルコアバッフルなどによって実現しました。
パフォーマンス
性能面では、レースで培った技術を生かして先進的なエキゾーストシステムを組み込んでいます。こういった技術は他社製品にはほとんどありません。私たちのエキゾーストは目の肥えたライダーが満足する性能です。
品質
すべての製品は米国で調達した材料と部品のみを使用し、ノースカロライナ州で製造しています。品質は業界で最高と認められており、私たちはそれを誇りに思っています。
新商品を開発する際に心がけているポイントは?
私たちは製品開発において、人々が期待する音質とパフォーマンス向上の実現を目指しています。特定のニーズにフォーカスし、性能を生み出さないものは作りません。単なる装飾品に力を入れるのではなく、むしろお客様のライディングエクスペリエンスを向上させるようなパフォーマンス製品に力を入れています。
地元のハーレーシーンのトレンドを教えてください
私たちの地元ノースカロライナ州を含め、米国のほとんどの地域では、未だツーリングバイクが最も人気です。長いオープンロードと何マイルものフリーウェイを走るのに適しているからです。
最近ではクラブスタイルのソフテイルにも関心が集まっているようです。こうしたニーズに応えるために、ソフテイル向けの2in1や独立管をリリースする予定です。
どんな人に自社の商品を使って欲しいですか?
私たちが想定するお客様は、優れたクラフトマンシップとデザインを好む人です。しかし、ラインハートブランドは幅広い層のお客様にご愛用いただいています。
イチオシの商品はありますか?また、その理由は?
米国で最も人気があるのは、間違いなくDBX45スリップオンマフラーです。
この4.5”マフラーは重低音の効いた深みのある音で、ハーレーらしいサウンドと走りを実現する性能を持っています。しかし世界的には、18-up Fat Bob用の4.5”スリップオンと18-up Sport Glide用の4”スリップオンが人気の商品です。
いずれもハイレベルなサウンド、パフォーマンス、品質を実現しています。
最後に日本のハーレー乗りへメッセージを!
私たちは幸運にも、長年にわたりスズキ&アソシエイツとパートナーシップを結んでいます。私たちの製品が日本のお客様に喜ばれているのを見ると、とても嬉しく思います。
日本のライダーは素晴らしいスタイルと個性を持っていて、とてもクールだと思っています。日本のライダーが自分のバイクにラインハートを選んでくれることが本当に嬉しいです。さらに多くのライダーがファミリーの一員となり、これからも共に歩んでいくことを楽しみにしています。
Top Sellers
多数ラインナップされるハーレー向けエキゾーストをみると、どれを選ぶか迷ってしまいますね。今回はそんなラインハート製品の中から主力商品をピックアップしました!
Slimline Duals Header KIT(ヘッドパイプ)
人気の Slimline Dual ヘッドパイプは、2本のヘッドパイプの間に小径パイプ(バランスチューブ)を連結されており、このバランスチューブが前後シリンダーからのバックプレッシャーを均一にすることで、より効率的な排気効率を生み出します。このいわゆるHパイプデザインにより、高回転域は勿論、特に低中速域での馬力とトルクアップを実現します。その実力は他製品と比較した性能曲線で証明されています。
この商品についての詳しい情報は以下の記事でご覧いただけます。
▶ Rinehart Racing(ラインハートレーシング) Slimline Duals
メーカーHPよりマフラー音を聞くことができます。
▶ メーカー商品ページ(英語サイト)
品番 | 適合 | 商品 | 価格(税抜) |
RIN-100-0452 | 17-up ツーリング | クロム | ¥140,800 |
RIN-100-0450 | 09-16 ツーリング | ¥129,800 |
※価格は2022年12月現在の税込価格です
他のバリエーションはコチラ!▶ Slimline Duals ヘッドパイプ
DBX Slip-on Exhaust
17-up ツーリングに適合するDBXスリップオン。付属エンドキャップは、シンプルでクリーンなルックスが魅力のTradition デザインです。
このスリップオンは新開発のパフォーマンスバッフルを内蔵します。このバッフルはM8エンジンのために特別に設計され、完璧な量の排気と排圧を供給し、馬力とトルクの両方をアップデートさせます。バッフルのみの取り寄せも可能。従来のM8用4″/4.5″スリップオンにも使用することが出来ます。
この商品についての詳しい情報は以下の記事でご覧いただけます。
▶ Rinehart Racing(ラインハートレーシング)4.5″ DBX45 Slip-On Exhaust
メーカーHPよりマフラー音を聞くことができます。
▶ メーカー商品ページ(英語サイト)
品番 | 商品 | 適合 | 商品 | 価格(税抜) |
RIN-500-0185C | DBX45 4.5″ スリップオン | 17-up ツーリング | クロム | ¥158,290 |
RIN-500-0182C | DBX40 4″スリップオン | ¥149,270 |
※価格は2022年12月現在の税込価格です
他のバリエーションはコチラ!▶ DBX45 4.5″ スリップオン , DBX40 4″スリップオン
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In Stock
ラインハート製品の中から、現在弊社に在庫があり即納可能な商品をご紹介します!(22年12月7日現在)
95-up ツーリング MotoPro45 4.5″ スリップオン
頑丈な4.5″のボディと独自の2.5″スパイラルコアバッフルを備えたMotoPro45スリッポンマフラーは、心揺さぶる重低音を生み出します。
メーカーHPよりマフラー音を聞くことができます。
▶ メーカー商品ページ(英語サイト)
品番 | 適合 | デザイン | ボディ/エンドキャップ | 価格(税抜) |
RIN-500-0110 | 17-up ツーリング | Standard | クロム / ブラック | ¥164,890 |
RIN-500-0110T | Tradition | ¥158,290 | ||
RIN-500-0110TC | クロム / クロム | ¥158,290 |
※価格は2022年12月現在の税込価格です
詳細はコチラ!▶ 95-up ツーリング MotoPro45 4.5″ スリップオン
18-up ソフテイル 3.5″ スリップオン
M8ソフテイル向けに設計されたこのスリップオンマフラーは、深みのあるサウンドと新型エンジンにふさわしいパフォーマンスを提供します。
メーカーHPよりマフラー音を聞くことができます。
▶ メーカー商品ページ(英語サイト)
品番 | 適合 | デザイン | ボディ/エンドキャップ | 価格(税抜) |
RIN-500-1200C | 18-up FXBB、FXLR、 FLSL、FXBR/S、FLFB/S |
Classic | クロム / クロム | ¥116,270 |
RIN-500-1210 | 18-up FLHC/S、FLDE | クロム / ブラック | ¥116,270 |
※価格は2022年12月現在の税込価格です
詳細はコチラ!▶ 18-up ソフテイル 3.5″ スリップオン
Moto Series 90° Velocity エアクリーナー
ラインハート製品はエキゾーストだけではありません。進行方向に突き出したこのエルボー型エアクリーナーは、ライディング時に気になる膝周りのクリアランスを確保し、吸気効率を最大化させます。
品番 | 適合 | 仕上がり | 価格(税抜) |
RIN-910-0401 | 88-up スポーツスター | ブラック | ¥97,790 |
※価格は2022年12月現在の税込価格です
詳細はコチラ!▶ Moto Series 90° Velocity エアクリーナー
Fin
以上、今回はRinehart Racingに焦点を当ててお届けしました。
ストックカーレースで培った確かな技術が生きる、サウンド、パフォーマンス、品質にこだわったエキゾーストは、ハーレーライフをより楽しいものに変えてくれるでしょう。
今回の記事が、ラインハートレーシングの魅力を再発見するきっかけとなっていれば幸いです。ここまで読み進めていただきありがとうございました!
ブランドの背景を知ることで、また違った視点でカスタムの際のパーツ選定を楽しめるはず。というコンセプトの元に展開した「深掘り企画」。Bassani Xhaust編も是非ご覧ください!
▶ Bassani Xhaust(バッサーニエキゾースト)を深掘りします!
他にも気になるブランドがありましたら@harleycustomworld まで、お気軽にDMください!
ラインハートレーシングその他の商品はコチラ!
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