2021年に引き続き、全6戦が予定されているKing of the Baggers 2022。2021年は3ラウンドに参戦したEric Stahl氏、今シーズンよりJiffy Tune Racing Harley-Davidsonにて、King of the Baggersに復帰しています。
今シーズンのStahl氏は、使用するオイルを変更することで、ハーレーにちょっとしたアップデートを施しました。使用しているオイルは、Liqui Moly(リキモリ)のHD Synth 20W-50。Stahl氏は「以前と比較してエンジンの温度が大幅に下がった」と報告しています。
Liqui Moly曰く、エンジン温度に違いが出ることは当然との見解。「HD Synth 20W-50は、ハーレーのエンジンのために特別に設計されたオイルですから」との談。ベースオイルと高品質な添加剤により、最適な潤滑・摩擦・エンジンの洗浄性を確保しています。
もちろん、HD Synth 20W-50は、レース車両用の専用ブレンドオイルという訳ではありません。市販されているオイルなので、実際に自身のハーレーで違いを体感することが可能です。
過酷なレース環境でもしっかりとエンジンを保護できるリキモリオイルなら、これから始まる夏場でも、安心してツーリングを楽しめるでしょう。
という訳で、King of the Baggersでも使用されたHD Synth 20W-50について、以下で少々詳しく紹介していきます。リキモリオイルについて興味が湧いてきたハーレー乗りがいましたら、今しばらくお付き合いくださいませ!!
Motorbike HD Synth 20W-50 Street 1L
このフルシンセティックオイルに使用されているベースオイルは、Group Ⅳ(PAO / ポリアルファオレフィン)。市場に出回っている多くのフルシンセティックオイルに使用されているベースオイルとは製造工程が異なります。
シンセティックオイル(合成油)とは、一般的にハイスペック用途向けに作られたオイルのこと。分子を一旦ばらばらにして新しく組み替えたオイルを指します。
この分子を組み替える工程によりシンセティックオイルは、Group Ⅳ(PAO / ポリアルファオレフィン)・Group Ⅲ(ハイドロクラック)に分けることができます。また、フルシンセティックオイルにはGroup Ⅴ(エステル系)もあります。
市場に多く出回っているシンセティックオイルは、原油から蒸留されたミネラル潤滑油をベースに水素化分解されて作られているGroup Ⅲ(ハイドロクラック)になります。
それに対してGroup Ⅳ(PAO / ポリアルファオレフィン)は、原油から蒸留しクラッキング、水素化することによって作られています。科学的に合成して製造するため、オイルの安定性を邪魔する硫黄分などの不純物を含まない優れたベースオイルとなっています。
Group Ⅳ(PAO / ポリアルファオレフィン)のメリット
- 粘度指数が高い
- 低音流動性が良い
- 引火点が高いため蒸発しにくい
Group Ⅳ(PAO / ポリアルファオレフィン)のデメリット
- 価格が高い
- シールを収縮させる性質がある
(リキモリオイルは添加剤との組み合わせにより緩和させている)
一概にグループⅢのシンセティックオイルが劣っているという訳ではありませんが、Group Ⅳ(PAO / ポリアルファオレフィン)は間違いなく性能が良いベースオイルです!
そんなベースオイルと添加剤を組み合わせ、ハーレーダビッドソン用に専用設計されたオイルが、Motorbike HD Synth 20W-50 Streetになります。
あらゆる環境下でも最高のエンジンパフォーマンスと保護性能を発揮。熱に強く、潤滑性、洗浄性に優れ、摩擦抵抗と金属摩耗を抑制します。
Motorbike HD Synth 20W-50 Streetの特徴
- プライマリー用としても使用可能
- シフトフィーリングの改善
- 高回転までストレスなく回る
- エンジンの余計な振動、雑音が少なくなる
エンジンオイルに拘りのある方にこそ試してもらいたい一品です。
品番 | 商品 | 価格(税込み) |
20858 | Motorbike HD Synth 20W-50 1L | 3,960 |
※価格は2022年6月現在の税込み価格です。
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