高年式ハーレーのカスタムスタイルとして定着したクラブスタイル。そんなクラブスタイルのベース車を現行で選ぶならローライダーS、ST!
というのは巷でよく聞く話でしょう。
しかしなぜローライダーSやSTが最適なのか。そもそもクラブスタイルとは何なのか….。そんな疑問を抱く人も少なくないのではないでしょうか。
この記事はそんな疑問を解消し、クラブスタイルのカスタム事例やおすすめカスタムパーツを紹介します。カスタムベース車両に悩む人やクラブスタイルのカスタムを検討中の人は要チェックです。
クラブスタイルとは?
バイクに一人で乗るのはもちろん良いものですが、自慢のバイクでコミュニティに参加し、みんなで走ればさらに楽しみが広がる乗り物です。アメリカではメンバー間の結束が格段に強いMC=モーターサイクルクラブと呼ばれるコミュニティが存在します。このMCメンバーたちが駆るバイクこそがクラブバイクと呼ばれ、カスタムスタイルとして一ジャンルを確立したクラブスタイルのルーツです。
クラブスタイルを広めた伝説的ドラマ
クラブスタイルがカスタムシーンに広く浸透するきっかけとなったのは、ドラマ ”サンズ・オブ・アナーキー” の影響と言えます。互いを家族や兄弟のようにリスペクトし強い絆で結束するMCメンバーたち。そしてそのライフスタイルを反映させたバイクが登場する本作品は、見たものを高揚させ、世界的なムーブメントを起こしました。流行カスタムの原点を知りたい人は要チェックの作品です。
クラブスタイルの特徴
クラブスタイルカスタムの特徴はパフォーマンスとタフネスです。
ハイライザー&ナローハンドルバー、パフォーマンス重視の2in1マフラーや足回りのアップグレードなど、ストリートを軽快に走るためのカスタムメニューが定番です。
また本国MCは、広大なアメリカを長時間走り続けることが多いため、ロングランに耐えうるためのアイテムも必要不可欠です。腰回りをしっかりとホールドしてくれるシートや空気抵抗を軽減するフェアリングなどがこれに当たります。
おすすめパーツとカスタム事例は以降で詳しく紹介しています。
クラブスタイルに最適なベース車両は?
上述の通りクラブスタイルの特徴はパフォーマンスとタフネスです。
そのためカスタムベースとして選ばれるのは、壊れにくくハイパフォーマンスな高年式のハーレーが多い傾向にあります。日本ではダイナやソフテイルが一般的ですが、本国ではロードグライドなどのツーリングモデルのカスタムも見られます。
ローライダーS/STがクラブスタイルにおすすめな理由
「クラブスタイルにカスタムしたいが一体どれを買うのが正解なのか。」
そんな悩みを持つ人におすすめなモデルがローライダーS、STです。
● 圧倒的な性能の高さ
1977年にショベルヘッドエンジンを搭載した最初のローライダー、FXSが登場してから46年たった2023年現在。ミルウォーキーエイトを搭載したローライダー、FXLRS/STが現行のラインナップです。1207ccだったショベルヘッドは1923ccのミルウォーキーエイトに。長きに渡るローライダーの歴史とハーレーダビッドソン社の技術の進化を物語ります。
無論、進化したのはエンジンだけではありません。
77年のFXSといえば、当時ビッグツイン初のデュアルディスクブレーキが採用されるも、その性能はまだまだ低くドラムブレーキの方が信頼性が高かった時代です。現行ローライダーはフロントに対向4PODキャリパーと300mmディスクのデュアルブレーキを装着。極めつきは43mmのカートリッジ式倒立フォーク。軽快なコーナリングが可能な足回りに仕上がっています。
現時点で最高性能のエンジンに信頼性の高い足回り、ツーリングモデルより軽い車重という圧倒的な性能の高さを備えています。
● 現行車両ならではの安心感
故障の確率の低さや安全装備の充実さなど、現行ならではの安心感もローライダーS、STの魅力の一つです。
ツインサスのクラシカルな外観を持つダイナもカスタムベースとして人気です。しかし最終型でも2017年式となるため、消耗部品の劣化やそれに伴う故障の発生確率はどうしても高くなります。安心感という点では現行ソフテイルに軍配が上がります。
以上の理由からクラブスタイルカスタムのベース車両にお悩みの人に、ローライダーS/STは強くプッシュしたい候補です。
もちろん体格や使用目的などによって自分にあったベース車両は変わってくるため、これをひとつの参考に最高の相棒を見つけてください。
ローライダーS/STのカスタム事例紹介
FXLRST / Thunderbike
ローライダーSの登場から数年。カスタムシーンはストリートにおけるパフォーマンスとワイルドなスタントをミックスしたクラブスタイルによって、新たな次代を拓くこととなりました。フェアリングとサドルバッグが印象的な往年のFXRTスタイルの再評価です。
詳細はコチラ▶ Red Rush / Thunderbike(サンダーバイク)
FXLRST / Kodlin USA
2022年4月のBorn Free Showに向けて制作された一台。カスタムペインターであり、タトゥーアーティストとしても活躍するMarcel SinnwellとLenの共作のペイントは、FXRTを彷彿とさせるローライダーSTのオールドスクールな外装を最新のクラブスタイルルックへ昇華します。
詳細はコチラ▶Kodlin USA(コドリンUSA)/ Customizing for Lowrider ST
FXLRS / Tommy & Sons
欧州らしいスタイリッシュなデザインが特徴的なリトアニアのパーツメーカー、Tommy & Sons(トミー&サンズ)。このローライダーSは、そのデザインセンスとプロダクトのクオリティの高さを象徴する一台です。
詳細はコチラ▶ Tommy & Sons(トミー&サンズ)取り扱い開始!
FXLRS / エムピーシー
20年モデルで登場したローライダーSにRWDのFXR Fairingを装着したのは福岡県に店を構えるエムピーシー。パフォーマンスクルーザー、ローライダーSと相性バツグンな重圧感と迫力あるカスタムにチラッと見えるCorbinの特注Welt、Stitch、LogoのGreenが映えた印象的な一台です。
詳細はコチラ▶ RWD FXR Fairing × Corbin The WALL saddle for 2020 Low Rider S / エムピーシー
FXLRS / ハーレーダビッドソン中川
M8ローライダーSで魅せるハイエンドクラブスタイル。
ThrashinやFLOといった今、勢いのあるブランドのアイテムで構築されたフルカスタム。迫力のFXRTフェアリングにFXRPサドルバッグ、このボリューミーな外装に映えるオリジナルペイント。フルドレスバガーにも引けを取らないM8ローライダーSの登場です。
詳細はコチラ▶ 2020 FXLRS / ハーレーダビッドソン中川
クラブスタイルに外せないカスタムパーツはコレ!
カスタムのイメージを膨らませるおすすめパーツを一挙にご紹介。
ご購入はお近くのバイクショップまたはディーラーにて。
最寄りのハーレーショップはコチラ!▶ 販売店一覧
※価格は2023年3月現在の税込価格です。
Inception Series サドルバッグ – Tommy & sons
カスタムのスタイルを崩さず収納問題を解決するサドルバッグです。
バッグ内側には一定の開度で固定される布製リミッターを備えています。
品番 | 適合 | 商品 | 価格 |
TAS-TS-HD-UNI-400 | 06-17 ダイナ 18-up ソフテイル |
未塗装 | ¥205,700 |
商品ページはコチラ!▶ Inception Series サドルバッグ
詳細はコチラ!▶Tommy & Sons(トミー&サンズ)取り扱い開始!
Fastback Billet ライザー – KodlinUSA
ローライダーSTのデジタルゲージにも対応するライザーです。
高さは6″、8″、10″の三種類をラインナップ。
品番 | 適合 | 商品 | 価格 |
KDU-K55121 | 18-up ソフテイル | 10″ / ブラック | ¥115,830 |
商品ページはコチラ!▶ Fastback Billet Risers ライザー
ウィンドシールド – Clearview Shields
ローライダーSTの純正フェアリングに取付可能なロングスクリーンです。
ライダーの体格ごとに最適なシールドをラインナップ。高さやスモークの濃さの組み合わせで豊富な選択肢の中から最適なシールドを選択可能です。
品番 | 適合 | 商品 | 価格 |
CVS-HAR-LRST-200-0L-0D-VNT-R-1 | FXLRST | ラージ / ダークグレー | ¥ 51,040 |
商品ページはコチラ!▶Clearview Shields ウィンドシールド(FXLRST)
詳細はコチラ!▶Clearview Shields(クリアビューシールド) ローライダーST用ウィンドシールド取り扱い開始!
Step up シート – Saddlemen
耐久性と快適性を兼ね備えたステップアップタイプのシートです。
アクロバティックなスタントライドにも対応する安心のホールド感です。シートの表皮、ステッチ、ロゴカラーのカスタマイズは無償で可能な特注オプションあり。
品番 | 適合 | 商品 | 価格 |
SAD-818-29-175 | 18-up FXLR/S, FLSB | ブラック / フルLatticeステッチ | ¥108,570 |
商品ページはコチラ!▶ Saddlemen Step up シート
まとめ
今回の記事をまとめると、
- クラブスタイルはアメリカのモーターサイクルクラブがルーツ
- パフォーマンスとロングランに耐えうるタフさを高めるカスタムがクラブスタイルの特徴
- 世界中のパーツを取り扱うスズキ&アソシエイツなら、理想のクラブスタイルを実現するカスタムパーツが見つかる!
当ブログではハーレーカスタムの今が分かる、新商品情報やカスタム事例を発信しています。他の記事も是非ご覧ください!
パーツのご購入はお近くのバイクショップまたはディーラーにて。
最寄りのハーレーショップはコチラ!▶ 販売店一覧