HARLEY CUSTOM BLOG

ハーレーカスタムblog

HARLEY CUSTOM BLOG パフォーマンスマシン

2014 FLHTCUTG
カスタムショップM&M

ボルトオンパーツと合わせた手間と工夫

2014年にデビューしたトライグライド ウルトラ、従来のバイクとは異なる唯一無二の存在として、当時大きな注目を集めたことを記憶しています。そんなトライグライドのファーストイヤーモデルをベースに、ボルトオンパーツとワンオフ加工を駆使し、アップデートされた一台を紹介します。

今回のカスタムのポイントは一言で表現すると、マシン全体を眺めた時のバランス感覚の秀逸さ。均整の取れたカスタムで、どこかにボリュームゾーン(目立っている部分)がある訳でなく、全体としての完成度が高い印象です。

これよりは、そのバランス感を生み出している各注目ポイントについて、順に紐解いていきます。

先ずは足回りに焦点を当てていきます。フロントはHHI製9°レイクツリーを用いて、Performance Machine製Revel 23″×3.5″をインストール。Revelのクセのない造形は、どんなカスタムともマッチしてしまう。リリース以降、多くのカスタムラバーを虜にしてきた人気デザインです。

そして、対を成すリアに注目。20”×11″の四輪用ホイールに260/40-20を履かせいます。デザインこそ完全に統一することはできませんが、リアを20″へ大径化することで、フロントの迫力に引けを取らないリアビューを構築します。

投入されたエアサスペンションにも拘りあり。Dirty Works製リアサスペンションを使用。オリジナルで制作したエアバルブユニットをエアタンクと一緒にトランクルームに格納しています。全体的に詰まった迫力あるシルエットを構築するとともに、安心・安全なライディングへの配慮も抜かりなし。

ライディングへの配慮ということで、写真では確認できない点もご紹介。高重量のトライクでも走りを楽しめる様、S&S製551 Chain Drive Camshaft Kitをインストール。トルク重視の選択で低速からモリモリ走る、ハーレーの醍醐味を味わう、ライディングが楽しくなる仕様です。

最後にボディーワーク。四輪カスタムの要素を併せ持つトライクのカスタムにおいては外せない要素。Motor Trike製ランニングボードでサイドビューのボリュームを加味。20″ホイールを覆うオリジナルリアフェンダー&リアバンパーへと違和感なくスムーズに繋がります。

オリジナルフェンダーに合う様に2次加工されたランニングボードには、LEDが埋め込まれ、オリジナル度を増している点もポイントです。

また、ブラックアウトされた外装に合わせられた各パーツについて、ホイール・フォークブーツ・エアクリーナーと「ブラック✕アルミ地」のコントラストで統一されており、ブランドこそ異なりますが、視覚的な統一感を生み出しています。

ボルトオンカスタムにおいて、様々なブランドのパーツを組み合わせることは、ある種のリスクも伴います。その観点で見ると今回のカスタムは、好きなブランドをMIXしてオリジナルな一台へと昇華させた好例と言えるでしょう。

◎カスタムパーツ情報◎

品番 商品 仕様 価格(税込み)
PER-SET-1204-7306P-REL-BMP F23″ホイール&ブレーキディスク Revel / プラチナカット 599,500
MTR-MTBY-0361 ランニングボード ※2次加工あり 236,720
HHI-49FLMR9-TG トリプルツリー 9°レイク 210,210
PYO-SC-YB-EXT-14L-B フォークブーツ Yafterburner 88,880
DWL-DA-AT-EGWOVMDIRTYAIR リアサスペンション 82,720
DWL-DA-AT-14MEDWOVM エアタンク 73,810

※価格は2024年10月現在の税込み価格です。


◎ショップ情報◎

カスタムショップ M&M
〒819-0165 福岡県福岡市西区今津3452-6
TEL:092-215-4580
Facebook
https://www.facebook.com/p/%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97MM-100063707193687/?locale=ja_JP