性能重視、デザイン重視、はたまたその両方…
ホイールのカスタムは、ハーレー乗りなら一度は検討するのではないでしょうか?
しかし、ひとえにホイールと言ってもデザインや材質、サイズなど様々な選択肢の中から自分のハーレーにマッチする1本を選ぶのは至難の業です。カスタムの印象に大きく影響するだけでなく、走行性能も左右するホイールは、成功すれば非常に満足度が高いですが、逆に失敗したときの後悔が大きいカスタムでもあります。
ホイール選びに悩み、決めかねているあなたはご安心ください!本記事ではホイールの基礎知識やカスタムスタイルごとにマッチするホイールをご紹介します。この記事を読めば理想のホイールがきっと見つかるはずです。
・ハーレーのホイールについて知りたい人
・ホイールのカスタムを検討している人
・トレンドのカスタムにマッチするホイールを知りたい人
は必見です!
1. ホイールカスタムの基礎知識
- 各部の名称
- ホイールの種類
2. ハーレーのホイールをカスタムする理由は?
3. カスタムスタイル別おすすめホイール
- パフォーマンス系
- ユーロスタイル
- チョロスタイル
- バガー
4. まとめ
ホイールカスタムの基礎知識
各部の名称
①リム
ホイールの外周にあたり、タイヤと接する部分です。ホイールサイズは、このリムの直径や幅を表しています。
②ハブ
ホイールの中央に位置し、このハブにアクスルを通すことでホイールが車体に取り付けられます。ホイールによってハブがスポークと一体のものや別体のものがあります。また、ブレーキディスク取り付け穴の有無や内蔵されるベアリングの種類、オフセットなどが車両ごとに異なるため、ホイールの適合を左右するパーツと言えます。
③スポーク
リムとハブを結合するパーツです。スポークの太さや形状がホイールのデザインを決定づけます。スポーク全体をディスクと呼びます。
ホイールの種類
スポークホイール
針金状の細いスポークを張り巡らせて組み上げられるのがスポークホイールです。スポークホイールはしなやかで優れた衝撃吸収性を持つことが特徴です。スポークホイールのデザインはクラシカルなスタイルにマッチします。しかしスポークホイールの多くはスチールリムのため重量が大きく、性能重視の人には不向きです。
キャストホイール
融解した金属を型に流し込んで成形する鋳造(ダイキャスト)と呼ばれる手法によって製造されるホイールです。比較的安価で、チューブを使用しないためエア漏れなどのトラブルが少ないという特徴があります。
ビレットホイール
アルミブロックから削り出しによって成形されるのがビレットホイールです。コンピューター制御の高精度な加工機によって複雑なデザインも正確に加工でき、最早アートのような複雑な造形のデザインが揃います。その反面アルミブロックからホイールとして使われるのは一部で、その他の多くは削りカスとなるため、他のホイールと比べて高価です。
ハーレーのホイールをカスタムする理由は?
デザイン面
ハーレーのホイールをカスタムする理由の多くは見た目を変えるためです。ホイールは見た目の印象に大きく影響します。ホイールの直径を大きくする「インチアップ」やリム幅を太くする「ワイド化」は、迫力ある足回りを演出します。
性能面
ホイールは車両の走行性能にも大きく影響を及ぼします。過度なサイズ変更は見た目と引き換えに操作性の悪化などの代償を伴いますが、逆に性能を向上させることも可能です。パフォーマンスアップにおすすめのホイールを次項でご紹介します。
デザインと性能の2つの側面から、カスタムの目的に応じたホイールを選ぶ必要があります。
カスタムスタイル別おすすめホイール
パフォーマンス系
走行性能を重視したパフォーマンス系カスタムは昨今のトレンドです。軽量なホイールを装着し、バネ下重量を軽減することで運動性能がアップします。
Performance machine – Race weight Series
パフォーマンスバガーに焦点を当てたPerformance machineの軽量ホイール。レーシーなデザインで、仕上がりはBlack AnoとGold Anoの2種類からお選びいただけます。ツーリングモデルに適合します。
Sundance – Enkei Traktek 7-Spoke
ホイールメーカーENKEIが設計、製作。70年代のレースシーンや純正オプションに採用された7スポークホイールの復刻モデルです。ディテールを忠実に再現しながら、設計から製造に至る全行程においてハイスペックを追求しています。
Rinehart racing – Carbon fiber wheels
信じられないほどの強度と、信じられないほどの軽量さを併せ持つRinehart racingのカーボンホイールは、比類のないパフォーマンスをもたらします。
ユーロスタイル
ヨーロッパのカスタムで人気のホイールワイド化は迫力ある見た目を手に入れることができます。サイズによってはホイールの他に別途ワイドキットや加工が必要な場合がありますのでご注意ください。
Thunderbike – 3piece wheels
Thunderbikeのホイールは3ピース構造です。3ピースは、ディスクとリムが同一構造の一般的なホイールとは異なり、それぞれ別体のディスクと2枚のリムがボルトによって組み上げられる構造です。自由度の高いデザインが特徴で、最大11.5″幅のホイールを選択可能です。
Rick’s – 3piece wheels
Rick’sの3ピースホイールで、豊富なサイズラインナップからリム幅を選択可能です。最も太いサイズは驚愕の18×14.5″。別売りでそれを取り付けるためのキットもラインナップしていますので、究極のワイド化を追求するならチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
チョロスタイル
ハーレーカスタムの中でも異質な魅力を放つチョロスタイルは、スポークホイールなどのクラシカルなデザインがマッチします。
Sinister – Big Daddy
存在感のある太めのスポークがチョロスタイルにマッチするSinister WheelのBig Daddyです。お好みのカラーとスポークデザインを選択することができ、綺羅びやかな足元を演出します。
DNA – Mammoth 52
Sinister WheelのBig Daddyと並ぶ、人気のスポークホイールがDNAのMammoth 52です。52本のファットスポークで組み立てられ、こちらもカラーやスポークデザインのオーダーが可能。さらにメーカーHPにて、カラーやスポークアップグレードのサンプルを確認でき、具体的な完成イメージを購入前に確かめることができます。
Thunderbike – Digger
JWL刻印に対応した、Thunderbike製の3ピースカスタムホイールです。チョロスタイルといえばスポークホイールが定番の選択肢ですが、同社のデモ車両では度々このような3ピースホイールが装着されます。チョロスタイルにマッチする新しいスタイルです。
バガー
主にツーリングモデルをベースとするバガーカスタムに見られるホイールのインチアップは、足元の迫力とカスタム感アップに有効です。中には驚愕の30″オーバーサイズを装着する車両も。
HHI – Renegade wheels
HHIは、豊富なデザイン、サイズ展開で、最大30″のサイズをラインナップします。国内車検に対応した安心のJWL付きホイールです。※
インチアップに伴って変更が必要な各種パーツが揃うのも、同社の魅力です。バガーカスタム検討中の人は要チェックです。
※JWLロゴは別料金です。
Performance machine – Wheels
高品質なビレットホイールで世界的な知名度を誇るPerformance machineは、最大26″のホイールをオーダー可能です。※
高精度なマシニングによって削り出される綺羅びやかなホイールは、インチアップすることでその芸術的なデザインをより目立たせることができます。
※26″サイズはイメージシリーズのみ供給可能です。(23年7月現在)
まとめ
今回の記事をまとめると、
- 見た目の印象を大きく変えるホイールカスタムは満足度の高いカスタム!
- カスタムスタイルに合わせたホイール選びがおすすめ!
- 世界中のパーツを取り扱うスズキ&アソシエイツなら、理想のスタイルを実現するホイールが見つかる!
当ブログではハーレーカスタムの今が分かる、新商品情報やカスタム事例を発信しています。カスタムブログでは、ホイールの装着事例が分かるカスタム車両を多数ご紹介しています。コチラもぜひご覧ください。
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